【経験者が解説】男性が育休を取れない(取らない)理由2選【レベル2】

男性育休
  • なぜ男性は育休を取れない(取らない)の?
  • その理由にはどんなものが?
  • まわりに相談できる人がいないので、なぜ取れない(取らない)のか知りたい。

そんな悩みに本記事で解説します。

結論からいうと、「お金の不安」「仕事」の2つが大きな理由です。

以下は、厚生労働省ホームページの育児・介護休業法についてより引用した「育休を利用しなかった」理由のトップ5になります。

  1. 収入を減らしたくなかったから41.1%
  2. 職場が育児休業制度を取得しづらい雰囲気だったから、または会社や上司、職場の育児休業取得への理解がなかったから27.3%
  3. 自分にしかできない仕事や担当している仕事があったから21.7%
  4. 会社で育児休業制度が整備されていなかったから21.3%
  5. 残業が多い等、業務が繁忙であったから20.8%

どうでしょう?

ざっくりいうと「お金の不安」と「仕事」が理由ですよね。

でも、これって本当にそうなんでしょうか?

勘違いしているケースも多そうです。

男性でも育休取得者がいることは、レベル1の記事でわかりましたからね。

ひーさ
ひーさ

2022年10月から育休取得中の

ぼくが解説していきます。

なお、レベル1の記事はこちら。

では、実際に解説していきます。

お金の不安で育休が取れない

育休中は、確かに収入が減ります。

しかし、男性が半年間の育休を取ることに問題はありません。

準備次第では、1年でも問題ないですよ。

具体的に見てみましょう。

育児休業給付金は、給料の67%分が半年間支給されます。(その後は50%)

ただし、上限はありますが。

仮に、給料を日本人の平均程度の35万円として計算すると、

350,000円×67%=234,500円

給料の67%と聞くと少ない感じがしましたが、意外とありますね。

次に、給料を受け取る場合をみてみましょう。

仮に、手取りが80%として計算すると、

350,000円×80%=280,000円

約45,000円の差です。

もともと、280,000円で生活できていたのであれば、

  • 事前に貯金をしておく
  • 家計を見直す

程度でなんとかなりそうですね。

そして、これくらいの収入であれば、共働き家庭が多いでしょう。

そうであれば、男性が育休を取る=夫婦で育休です。

単純計算で収入が2倍と考えれば、約470,000円もあるということですね。

ひーさ
ひーさ

平均的な共働き家庭でも、
十分暮らせますね。

仕事が理由で育休が取れない

仕事か理由で育休取れない人も多かったですよね。

まずは、おさらいです。

仕事に関する育休が取れない理由は、

  • 職場が育児休業制度を取得しづらい雰囲気だったから、または会社や上司、職場の育児休業取得への理解がなかったから27.3%
  • 自分にしかできない仕事や担当している仕事があったから21.7%
  • 会社で育児休業制度が整備されていなかったから21.3%
  • 残業が多い等、業務が繁忙であったから20.8%

などが挙げられます。

理由は、大きく2つに分けられそうですね。

職場や上司が理由で取れない等の「環境」要因と、自分の仕事が終わらない等の「業務」要因です。

それぞれ解説していきます。

職場の環境が理由で育休を取れない

そもそもですが、取得条件を満たしていれば、会社に拒否する権利はありません。

あなたが「育休を取りたい」と言えば必ず取れるのが法律。

仮に、会社の就業規則等に育休の記載がなくても、取得条件を満たしていれば取得できます。

取得条件は、以下にまとめると、

  • 有期雇用労働者の場合、子が1歳6か月に達する日までに、契約が満了することが明らかでないこと
  • 労使協定の締結により、取得対象外となっていないこと
  • 次の対象者は労使協定の締結により、除外することが可能とされる。→引き続き雇用された期間が1年未満の労働者(無期雇用・有期雇用)
  • 日々雇い入れられる者でないこと(日々雇い入れられる者の場合、育休対象者からは除外)
SATO MAGAZINE より引用

難しくてよくわからないですよね。

簡単にいうと、正社員かつ1年以上働いていれば、通常取得可能という認識で良いでしょう。

それ以外の方は、お住まいの地域の労働局に問い合わせて確認することも可能です。

ひーさ
ひーさ

不安であれば、

問い合わせた方が良いですね。

業務が理由で育休を取れない

ここはあえて強く言いますが、「業務が理由で育休が取れない」は言い訳もしくは、うぬぼれでしかありません。

育休を取りたいのに「取らない理由」を探している状態です。

気持ちはわかります。

ぼくもやりたいことがあってもやらない理由を探してしまう時があるので。

人間なので、楽な方に流れてしまいますよね。

でも、それでは育休は取れません。

ひーさ
ひーさ

一緒に乗り越えましょう。

残業が多い、業務が繁忙

残業が多いや業務が繁忙というのは、会社に根本的な問題があるか、上司に能力がないかのどちらかでしょう。

これは解決可能です。

言い訳はやめましょう。

会社に問題があれば転職できます。

上司に能力がなければ、残業はしないと宣言するでも良い。

なかなか、行動に移せない気持ちはわかります…。

ぼくも言えなかったので…。

それなら、何も言わずに残業せず帰るのも手ですね。

ひーさ
ひーさ

ぼくは、なかなか言えないので、

何も言わず帰ってました。

意外と大丈夫でしたよ。

自分しかできない仕事がある

そもそもですが、あなたにしかできない仕事はそうそうありません。

もし、そんなに仕事ができるのであれば、育休を取らせてくれない会社にいる必要はないですよね。

あえてもう一度言いますが、うぬぼれでしかない

自分が会社を支えてると思ってるんでしょう?

確かに、あなたにしかできない仕事があるのは、あなたの価値を高めます。

ぼくにそんな能力はないので、素直にうらやましい…。

しかし、視野を広げてみた方が良さそうです。

本当に能力があれば、家族を優先できる会社に簡単に転職できますよ。

おそらく…、あなたは自分の仕事に固執しているだけ。

会社の寿命は、平均24年。

家族関係は、それ以上続きます。

どちらが大切か考えてみてください。

あなたは育休を取ろうかと悩んでいる時点で、家族が大切と思っているはず。

その感情に従って良いんです。

ひーさ
ひーさ

強く言ってしまってすいません。

あなたに行動してほしいんです…。

ここまで読んだあなたは、まず行動したくなっているはず。

ただし、実際に育休に向けて行動する前に、制度はざっくり知っておきましょう。

次はレベル3です。

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