【経験者が解説】男性が育休を取得できる期間を知ろう【レベル5】

子育て
  • 男性はどれくらいの期間、育休を取れるのだろう?
  • 女性と違うのかな?
  • 新しい制度ができてよくわからない。

こんな悩みに本記事で回答させていただきます。

男性も女性と同じく、子どもが1歳になる前日まで育休取得可能です。

そして、保育園に入れないなどの要件を満たす場合は、最長2歳まで延長できます。

新制度が始まり、少し複雑な部分があるので、まずは制度を知りましょう。

ひーさ
ひーさ

2022年10月から育休取得中の

ぼくが解説していきます。

レベル1から確認したい方はこちらをどうぞ。

では、いきましょう。

男性が取得できる基本的な育休の期間

  • 子どもが1歳になる前日まで
  • 子どもが1歳6か月になる前日まで
  • 子どもが2歳になる前日まで

それぞれ解説します。

子どもが1歳になる前日まで

男性も「出産予定日以降」から「子どもが1歳になる前日まで」育休を取得できます。

1日でも取得可能です。

ちなみにぼくは、出産して約2か月後に育休に入りました。

なぜ2か月後なのかは、どこかでお話します。

このように、こどもが1歳になる前日までであれば、いつでも開始できます。

子どもが1歳6か月になる前日まで

保育園に落ちる等の休業が必要と認められる理由があれば、男性も半年間の延長が可能です。

要件としては、こんなものが。

  1. 子どもが1歳になる前日に、夫婦のどちらかが育休取得中であること。
  2. 保育園に落ちた等の、休業延長理由があること。

そして、保育園に落ちた以外の休業延長理由として、

  • 配偶者が死亡
  • 負傷、疾病、障害
  • 離婚等の理由で配偶者と同居しないとき
  • 育休中に、別の子を妊娠、出産したとき

が挙げられます。

ひーさ
ひーさ

一般的なのは、

保育園に落ちた場合ですね。

子どもが2歳になる前日まで

1歳6か月以降も、保育園に入れない等の休業が必要と認められる場合は、「子どもが2歳になる前日まで」延長可能です。

延長の要件は、1歳6か月の場合と同じになります。

そして、2歳を超えると、延長はできません。

ここまでが、いわゆる育休の制度です。

そして新たな制度も。

産後パパ育休(出生時育児休業)

「産後パパ育休制度」が2022年10月に新設されました。

これは、ざっくりいうと「産後の妻をサポートする」のための制度です。

「子の出生後8週間以内」に「28日まで」取得が可能となります。

取得できないパターンとしては、

  • 入社1年未満
  • 育児休業申出の日から1年以内に雇用関係が終了することが明確
  • 1週間の所定労働日数が2日以下

といったものがあります。

正社員であれば、まったく問題ありませんね。

ただし、この制度は「労使協定」が必要なことに注意しましょう。

会社に確認が必要ですね。

もし労使協定があれば、2回までの分割取得もできますよ。

ひーさ
ひーさ

労使協定が必要だと、

浸透しなさそう…。

ちなみに、夫婦で育休取得を浸透させるための制度もあります。

パパ・ママ育休プラス

「パパ・ママ育休プラス」は夫婦で育休を取得すれば「子が1歳2ヶ月に達する前日まで」育休を延長できる制度です。

取得するには、こんな条件が。

  • 夫婦がともに育児休業を取得
  • 配偶者が子どもの1歳到達日以前のいずれかの日において育児休業をしていること
  • 制度利用者本人の育児休業開始予定日が、子どもの1歳の誕生日前であること
  • 制度利用者本人の育児休業開始予定日が、配偶者の育児休業の初日以降であること

要するに、「夫婦で育休を取得、かつ子どもが1歳になる前日にどちらかが育休中」であれば延長できるということです。

具体例はこちら。

  • 妻の職場復帰に合わせて夫が取得
  • 間を空けて取得
  • 夫が妻より先に取得

それぞれ解説します。

妻の職場復帰に合わせて夫が育休を取得

妻の職場復帰に合わせて夫が取得することも可能です。

例えば、妻の職場復帰以前に(例えば出産後5カ月で)夫が育休に入れば、時期をずらして育休取得もできます。

こそだてハックより引用

ぼくもこのパターンです。

8月に出産し、妻が4月まで育休。

ぼくが10月~8月まで取得します。

ちなみに、子どもが1歳になる前日までに夫が取得しておけば、夫は子どもが1歳2か月になる前日まで取得可能です。

こそだてハックより引用
ひーさ
ひーさ

1歳になってからでは遅いということですね。

間を空けて育休を取得

こそだてハックより引用

育休中に空白期間があっても問題ありません。

夫は子どもが1歳になる前日までに育休を開始すれば良いからです。

夫が妻より先に育休を取得

こそだてハックより引用

2022年10月から夫婦共に育休を2回に分けて取得できるようになりました。

例えば、上記のように夫が妻の産後ケアのために取得。

一旦職場復帰してからもう一度取得なんてことも可能です。

他にも、妻が育休を1か月取得し職場復帰。

その後、夫が育休を5か月取得し、妻が再度取るといったパターンもできます。

育休取得期間の注意点

注意点としては、夫婦どちらも1年間の取得が限度となること。

仮に、妻が産休から育休まで1年フル取得した場合は、1歳2か月の前日まで必ず夫が取得することとなります。

ちなみに、通常の育休と同じで、保育園に落ちた等の延長理由があれば延長可能です。

新制度ができて、少し複雑になりましたね。

でも、あなたの状況に合わせて柔軟な取得ができるように。

ひーさ
ひーさ

制度は使うためにあるんですよ。

レベル4準備中

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