- 男性が育休を取ると、夫婦で育休を取ることになる。収入かなり減るので不安。
- 夫の方が収入が大きい。なので、収入減が厳しい。
- 育休中のお金の不安って本当?
こんな悩みを解決できる記事を作成しました。
結論からいうと、お金の不安は何とかなります。
共働きであれば、特にです。
理由としては主に2つ。
- 育児休業給付金で給料の67%が支払われる。
- 社会保険料を負担しなくて良い。
レベル2の記事で簡単に解説しましたが、おさらいと少し深掘りしていきます。
2022年10月から育休取得中の
ぼくが解説します。
なお、レベル1の記事はこちら。
確実に収入は減る
最大のデメリットとして、収入は確実に減ります。
育児休業給付金は、給料(額面)の67%が半年間支給され、その後50%となるからです。
そして上限は2023年2月時点では、以下となります。
- 支給率67%→305,219円
- 支給率50%→227,850円
仮に、給料を日本人の平均程度の35万円として計算すると以下のように。
350,000円×67%=234,500円
計算してみると、少なく感じますよね。
本当にそうなのか、仕事をしている時と比較してみましょう。
仕事中と育休中の収入を比較
先ほどの日本人の平均給料35万円を例に比較していきます。
給料として受け取る場合は以下の金額です。
350,000円×80%=280,000円※手取りを額面の80%で計算しています。
差額を計算すると以下のように。
280,000円ー234,500円=45,500円
育休を取得して、これだけの差額しかないのであれば育休取りたいですよね…。
なぜ差額がこれだけかというと、社会保険料が免除となるからです。
ただし、住民税がかかります。
社会保険料が免除されるが、住民税がかかる
育休中は、社会保険料が免除されます。
ちなみに、社会保険料とは健康保険・介護保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険の5つのこと。
給料明細をみれば必ず書いてあります。
これらが差し引かれているので、手取り金額としては下がってしまうのです。
これらが免除されると、かなり金額が大きいですよね。
ひとつ注意点として、同じく給料明細に書いてある住民税は、個人負担となります。
なので、忘れたころに住民税の払込票が届きます。
ぼくは、1月に10万円を超えるくらいの金額を支払いました。
意外と大きな負担なので注意が必要です。
とはいえ、基本的に住民税以外は免除と思って良いでしょう。
持ち株会や確定拠出年金等、給料天引きの何かがあれば別ですが。
ただし、住民税はあとでいくらか返ってきますよ。
理由は所得が下がるから。
次年度の所得が下がる
次年度の所得が下がると聞くと損をしているように聞こえますね。
育児休業給付金はあくまで給付金なので、所得にはカウントされません。
そして、所得が下がるということは、前年度の所得に連動する住民税が下がるということです。
住民税の計算方法は以下のようになります。
課税所得×10%
あくまで参考レベルですが、半年間育休を取得したとすると以下のように。
育休前 3,000,000円×10%=300,000円
育休後 1,500,000円×10%=150,000円
このように所得が下がった分、次年度の住民税も下がります。
なので、育休取得すれば住民税が下がるので、上記計算であれば150,000円分還ってくる計算となります。
ここは、年度をまたぐかどうかや育休の期間等の条件次第です。
少しややこしい話なので、復帰後の住民税がいくらか安くなるとシンプルに考えましょう。
育児休業給付金の支給例
育児休業給付金が支給されるとこのような通知が届きます。
このようにぼくは、261,300円を受け取っています。
そして妻は180,000円ほどもらっています。
2人で月に44万円ほど。
贅沢しなければ、余裕で生活できるレベルです。
仮に、半年を経過して50%に下がったとしても、夫婦で32万円ほど受け取れます。
これでも、準備次第でなんとかなりそうです。
そうは言っても不安ですよね…。
お金の不安の正体
「お金の不安」の正体は、シュミレーションが不足しているだけです。
まだまだ、男性が収入の柱である場合が多いので、入念な準備が必要です。
とはいっても、子どもができたとわかってから、準備しても間に合いますよ。
妊娠しているかどうかは妊娠5週目くらいからわかるそうなので、少なくとも半年は余裕があります。
まず、こちらのサイトでもらえるお金をシュミレーションしてみましょう。
あとは、育休を取得したい期間に合わせてお金を準備するだけです。
ざっくりですが、以下のものですね。
- 生活費※期間に合わせて
- 出産費用※地域によっては自己負担がある
- 産後の子ども用品
シュミレーションしてみると、おそらく「お金が足りない…。」となると思います。
なるべく貯金には手を付けたくないですからね。
次のレベルは、
家計の見直し方です。
レベル7準備中。
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